【米国株】投資銘柄紹介 その6(エクソンモービル)

銘柄紹介
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どうも、niraです。

このブログでは、毎月決まったタイミングで以下の11銘柄にほぼほぼ均等に投資を行う、という戦略を取りながら、月額の不労所得の最大化を図っています。

・IBM
・ジョンソン・エンド・ジョンソン
・スリーエム
・ナショナル・グリッド
・ペプシコ
・P&G
・フィリップモリス
・AT&T
・バンガードS&P500ETF
・エクソンモービル
・VISA

以上の11銘柄のうち、VISAを除いた10銘柄について、ポートフォリオの10%前後の組入比率になるように均等に買付を行うことで、特定の銘柄が肥大化しないようにバランスを取っています。

そんな僕の不労所得最大化計画に寄与してくれる可愛い銘柄を少しずつ紹介していこうというのが、今紹介企画です。

株式銘柄の分析、とりわけ財務面の分析なんかは他の優れた投資ブログ運営の方々が既に頑張っていらっしゃる為、僕の方では独断と偏見に基づき、数字はあんまり重視せずに言葉でわかりやすく銘柄を伝えられればいいと思います。乱暴にやります。

というわけで今回は、エクソンモービル!

■エクソンモービル

名前くらいは聞いたことあるでしょう、世界を牛耳る石油会社の雄です。

この表現は大げさでもなく、米国の財界だけでも政界にも影響力を持ち、長官級にも人材を輩出するほどです。(元会長でもあるティラーソン元国務長官が有名)

その昔一人でアメリカの富の数%を担ったと言われるロックフェラーの興したスタンダードオイルという会社が、デカくなりすぎて国から分割させられて出来た会社の流れを汲み、エクソンとモービルという二つの大石油会社が誕生しました。

エクソンとモービルはそれぞれセブンシスターズと呼ばれる、世界の石油を独占していた「メジャー」という存在になります。

70年代まで今の中東や北アメリカ等の産油国の石油産業を支配してましたが、産油国側の脱メジャー、石油事業国有化の流れを受け影響力が減った結果、メジャーと呼ばれた企業群は合理化を推進することとなります。

その流れの中誕生したのが、エクソンとモービルが合併して出来たエクソンモービルです。

天下の石油メジャーの中のさらに2社が合併して出来ただけあって、その規模の大きさも半端ではなく、売上高は40兆円〜50兆円クラスというお化け会社です。

早速ですが、指標を見ていきましょう。

ご覧になって分かる通り、営業CFの金額自体は年によって本当にまちまちです。最大と最小で50%くらいの開きがありますが、これはそれだけ石油会社のボラティリティが大きい(≒業績のブレが大きい)ことを意味しています。

営業CFマージン自体は13~14%程度で推移を続けています。利益の絶対額が上下する中で、その利益の率は一定を保とうとする企業努力が感じられます。

数年前までは、配当に比べて自社株買いも旺盛だったのですが、近年は配当利回りが高まるにつれ、自社株買いの規模も縮小をたどっています。ちょっと近年の原油市場の不安定さの副作用が出ている感じです。

とはいえ、配当利回りとして5%に迫る勢いであり、配当収入狙いでいくなら、しっかりと買い揃えていきたい水準であると思われます。

ところで、その売上高は一国のGDPにも匹敵する大企業ですが、ここのところ株価は冴えません。

これは主に原油価格の不安定さと、石油そのものの未来についての懐疑的な見方によるものです。

原油価格が下がれば、当然石油会社が享受する利益も減ってしまいます。

エクソンモービルの場合、石油を採掘してそれを売る部門と石油を材料にして様々なサービスを提供する部門の二つがあり、後者の場合、原油価格の低下は商売上はプラスになるのですが、利幅の大きな前者の上流部門がダメージを受けることによる全体の業績への悪影響は免れません。

また特に先進国では環境を意識して脱石油の流れが加速しており、次世代エネルギーに傾斜していく流れに石油会社がどう対応していくかも今後の課題と言えるかと思います。

直近でかなりこいつにやられてるんであんまり褒めたくないんですけど、とは言え、エネルギー企業として保有するにはかなり上位の優先度に来るとは思いますので、高い配当利回り(大体4%半ばくらいはあります)の恩恵を受けるべく、今後も買い続けていく予定です。

今回はこのへんで。

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