【米国株】投資銘柄紹介 その8(VISA)

銘柄紹介

どうも、niraです。

このブログでは、毎月決まったタイミングで以下の11銘柄にほぼほぼ均等に投資を行う、という戦略を取りながら、月額の不労所得の最大化を図っています。

・IBM
・ジョンソン・エンド・ジョンソン
・スリーエム
・ナショナル・グリッド
・ペプシコ
・P&G
・フィリップモリス
・AT&T
・バンガードS&P500ETF
・エクソンモービル
・VISA

以上の11銘柄のうち、VISAを除いた10銘柄について、ポートフォリオの10%前後の組入比率になるように均等に買付を行うことで、特定の銘柄が肥大化しないようにバランスを取っています。

そんな僕の不労所得最大化計画に寄与してくれる可愛い銘柄を少しずつ紹介していこうというのが、今紹介企画です。

株式銘柄の分析、とりわけ財務面の分析なんかは他の優れた投資ブログ運営の方々が既に頑張っていらっしゃる為、僕の方では独断と偏見に基づき、数字はあんまり重視せずに言葉でわかりやすく銘柄を伝えられればいいと思います。乱暴にやります。

というわけで今回はVISA!

■VISAについて

名前は絶対聞いたことあるでしょう。皆が持ってるクレジットカードにもロゴが入ってるあいつです。

VISAはアメリカ生まれの決済サービス提供会社です。

クレジットカードを始めとした様々決済システムの提供を商売としています。

これは彼ら自身がクレジットカードを発行しているわけではありません。彼らは決済の「システム」「技術」そのものをブランドにして、カードを発行する会社(主に金融機関が多いです)にそのブランドを使ってもらうことによるロイヤリティ収入がメインの事業となっています。

俗に「VISAカード」と呼ばれているのは「彼らのシステムを使ってますよ」ということを称したカードという言い方が出来るでしょう。

もちろん、24時間安定した決済を常に可能とする技術や、保安認証システム等の決済システム会社独自の技術もウリではあるんですが、なんといってもこの会社が強いのは「ブランド」を売る能力です。

クレジットカードというものは、支払いを後払いに出来るようにするために開発されたんですが、支払いを猶予するためには、支払う側に信用が求められますよね?カードを発行する時に信用調査をされるのはそのためです。

元々クレジットカードを利用するためには、信用能力が高い人=高収入の社会的地位が高い人間、という割と使う人間が限定されたシステムだったのですが、VISAは自らのシェアを広げるために、庶民に向けて自分のところのブランドを冠したカードを売りまくったのです。

様々な機関と提携し、自らを広げていく制作をとった結果、現在世界シェアの半分近くを握るほどとなってしまいました。
ちなみにシェア2位のマスターカードと合わせると、世界の8割近くのシェアをこの2社だけで占めていることになっています。

これまでの銘柄紹介でも散々言ってきたと思いますが、この「皆が知っている」という状態はめちゃくちゃ強くて、この確固たるブランドそのものが他の追随を難しくする障壁となっているのです。

VISAというブランドがどれだけ強いかは上で述べた通りですが、こいつの真の強さはケタ外れの利益創出能力にあります。

下の指標を見れば分かると思うんですが、

営業CFマージンは驚異の50%超!稼いだ額の半分以上を懐にはいる利益として享受し続けているのです。

「技術」や「システム」を売る会社ですので、製造業なんかと比べると、一つのサービスを売るための経費効率が全然違うんですが、それにしても売上に対してこれだけの利益率を上げられることが可能なのも、ひとえに圧倒的なシェアがあってのことなのです。(一回の取引の利益率が高ければ、たくさん取引がある=シェアがでかい方が超有利なのはわかりますよね?)

投資家への還元実績ですが、配当はあまり出していませんが、自社株買いには積極的です。とはいえ、配当性向的には20%いかないくらい、つまり稼いだお金のうち20%程度しか投資家に対しては使っておらず、後は今後の事業のための投資につかって、どんどん稼ぎ続けることを考えている節があります。

そもそも儲かるように稼いでいる構造ながら、それをさらに維持し成長していくためにも、投資家に還元しながら、自らの決済システムをより良くするための投資も惜しみまないんですね。

このように常に安定したサービスを提供しながらも、新しいシステムにも取り組み続けている巨人に対して、市場の高評価は止むことはありません。

株価はここ10年間で10倍(!)になっており、しかもその成長が止む気配もありません。
独占的な成熟企業の顔と高収益の成長企業の2つの顔を併せ持つ、名実ともに(投資するには)間違いのない企業となっています。(現に、プロアマ問わず、VISA株を推している人は非常に多いです)

なお、株式配当収入で月額○万円を目指す当ブログとしては、株価上昇によるキャピタルゲインはあまり狙っていないこともあり、VISAに関してはポートフォリオの総額の10%前後というルールの例外として、ポートフォリオの5%前後を維持しつつ購入していくという考えをとっています。

現在ポートフォリオの6~7%ほどをウロウロしている為、次に買付を行うのはもう少し先の話になりそうなのですが、今後も継続してお付き合いしていきたい優良株の一つとして注目しております。

今回はこのへんで。

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