【雑記】長期投資は退屈すぎる

雑記
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どうも、niraです。

僕は、米国株10種類+S&P500ETFの11銘柄に、月額いくらと決めてその分をドルコスト平均法で毎月毎月コツコツと安くなった銘柄を買い続けて年単位の試算で不労所得月額5万円をまずは目指しているわけですが、この10年20年というスパンで見つめた長期投資がまぁ退屈でしょうがない、という話。

巷ではどうしても「10万円を1億円にしてみた」とか「君も明日のテンバガー(買値から10倍になる銘柄のこと)を掴める!」とか華やかな話題ばっかりが目につき、「S&P500をドルコスト平均法で積み立て続ければかなりの勝率で勝てる(ただし20年間それをやめなければね)」みたいな事を言われたところで、うわ、地味……と思って前者に目移りしてしまうのも無理はありません。

しかし現実問題、10万円は極端にしても、100万円台から億単位の資産を築いた所謂「億トレーダー」と呼ばれる人達は実際にいるわけです。

もちろん、彼らは信用取引という一つ間違えば(余計に欲をかけば)最悪命が持っていかれる悪魔のような取引手法で、指数なんかに比べれば自転車と新幹線くらい値動きのスピードが異なる中小型株の売買にチャレンジし、重要な局面での賭けに勝ってきたからこそそのポジションにいるわけですが、その背後には賭けに負けた屍もたくさん転がっているわけです。

俺は屍にはならない、ダリル並のサバイバル力で生き残るんだ!っていう自信家の方は止めませんが、100万円の種銭が作るのが大変だからこそ、お金の悩みが存在しているわけで、そんな虎の子の資金を勝つか負けるかのサバイバルにぶち込む度胸は僕にはありません。

そんなギャンブルに乗り込む度胸もない人には、やはりコツコツ長期投資をやるしか残された道はないのです。

とはいえ毎月決まった金額で、ほぼほぼ決められたものを買い続け、値動きに一喜一憂しないのは非常に退屈です。特に、S&P500やダウ平均に連動するインデックスファンドへの投資は。

でもだからこそ、普段は投資のことなんか忘れて、他に夢中になれることにエネルギーを使うことが出来るともいえます。

個人的には、本気で退屈なインデックスファンド等への長期投資のものすごーくありがたいメリットの一つがこの「忘れられる」効能だと思っておるのです。

特にインデックスファンドは買うのも簡単だし、維持の手前もかかりません。やばくなった銘柄の入れ替えはETFが「勝手に」やってくれる上に、そういうことをやってくれる手間賃としての信託報酬もバンガードとかならかなり安くすみます。

毎月決まった額を入れるように自動化も出来るし、20年とかの長期でやり続けるのが前提だから決算ごとに結果を確認する必要すらないのです。だって下がったら下がっただけ買えばいいのだから。高くなってても決められた金額以上に買うことはないので、高い時に買い過ぎるというリスクも自動的に回避することが出来ます。

ちなみに個別株はどんなに永久保有を誓っていたとしてと、最低でも年次決算ごとに会社の状況を精査して、本当に永久保有に値するかどうかのチェックをする必要があるところが手間といえば手間です。

特に営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフローのマイナスが連続しているところは注意。クラフトハインツ、ゼネラルエレクトリック等、老舗の伝統的ド安定(のはずだった)大企業で、減配からの大暴落コンボを決めた銘柄は大体似たような兆候が出ているものです。もちろん、一度決めた銘柄のクソ決算とにらめっこしながら、売却ボタンを冷静に押して、事を進めるのは容易なことではないですが…….。

簡単に手放せない、心理的な障壁が、長期投資ならではの厄介な部分ではあります。しかしそれも個別銘柄なら。インデックスファンドではそんなことも対して関係はないです。

だから、忘れて、他に夢中になれることにエネルギーを使うのは大いにありです。苛烈な動きをする中小型株と追いかけっこをするくらいなら、ソファに寝っ転がってウォーキング・デッドでも観ます、僕は。

今回はこのへんで。

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