【株式投資】投資のための元手の作り方

株式投資基礎
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どうも、niraです。

今回は投資をするために実際お金ってどれくらい必要なの?そしてそれってどうやったら用意したらいいの?というお話。

投資をするのに元手が無いと出来ないや…って思ってる方多いと思います。
また、100万単位の余剰資金が(今後もし)出来たら、その時に考えよう…って思ってる方も結構いるかもしれません。

個人的には少しでもお金が増えて欲しい方は毎月1,000円でもお金が浮くのであればそれを使って今すぐ投資をした方がいいと思っています。

宝くじでも当たってから考えればいいや、というような思考はだめです!

実際に積立NISAでは、金融機関によっては月に100円からスタート出来るところもありますしね。

とは言え、いくら投資が出来るといっても、最終的に資産がどれくらい増えるかは、

・運用する金額

・運用期間

の相乗効果で、指数関数的に増えていく以上、運用するための元手が多いに越したことはありません。

とはいえこの場合の元手とは何も、最初にぶち込むためのまとまったお金を指すだけではありません。

毎月、投資のために生み出す余剰資金だって立派な「元手」です。
月々に捻出するお金あってこそ、最初にぶち込むお金も毎月の投資資金も作られるのです。

常日頃の生活の中でどう工夫して余剰なお金を捻出するかを考えていくことが重要なのです。

というわけで、前置きはさておいて今回は単身者を例にして余剰資金創出のシミュレーションをしていきましょう。

■月手取り20万円 単身者のケース

よく言われるのが、固定費を節約しろという考え方です。

確かに家賃、通信費、保険といったほぼ決まった固定の支出を削減することはすぐに効果が実感できるため、節約指南では必ず触れられますし、僕自身もしっかりとこの考えは頭に置いておくべきだと思っています。

しかしこれだけでは正直足りない上に、固定費が浮いた分、結局変動費がはみ出して……みたいなパターンがよくあります。
単身だと面倒くさがって、わざわざ家計簿なんて手間のかかるものをつけなかったりも多いですしね。

だから上記を頭に置きながら、僕の中でもう一歩踏み出したのが以下の二つの考えです。

1.まず手取りの(最低)20%を抜く

2.そして残ったお金から必要な固定費から順にマイナスしていき残った金で遊ぶ。

この2つをマジで頭に置いておいて下さい。家計簿とかつける必要もないです。

絶対控除(最低手取りの20%)
⬇︎
光熱費と通信費
⬇︎
家賃
⬇︎
食費
⬇︎
日用品
⬇︎
交際費・被服費等
⬇︎
(自分の)遊興費

これがかなり効果のあるやり方です。

順を追って見ていきましょう。

例えば、Aさんという方がいたとします。Aさんは一人暮らしの単身者で、月の手取りは20万円です。
(手取り20万というと賞与次第ですが、大体年収400万〜450万くらいを想定しています。いわゆる平均年収クラスですね。)

早速ですが、この20万円。

入金された瞬間、20%の4万円は全く別の証券口座等に隔離します。

20-4=16

というわけでAさんの生活費捻出はこの16万からスタートになります。

・水光熱費と通信費

一人暮らしでわりとどういう暮らしをしようとあまり変化が少ないのがこの二つです。

単身ですとはっきり言って、水光熱費節約したところで効果はたかが知れています。劇的に手をつけにくい費用とも言えるでしょう。

ですからあまり水光熱費は気にせずに、出て行くものとして若干多めに見積もります。
水光熱費1ヶ月:1万円くらいは見ておきます。

また通信費は、家庭でのインターネット料金+スマホ料金で考えます。

よほどこだわりがなければ、スマホは格安スマホ一択でしょう。メーカーは問いませんが、どこにしても月額3,000円程度に抑えられます。これに家のインターネット料金5,000円を加えて8,000円です。

水光熱費10,000円 + 通信費8,000円 = 18,000円

160,000円 – 18,000円 = 142,000円

・家賃

そしてここから家賃について考えていきます。

これも結論から言いますと、家賃は手取りの三分の一≒35%台前半程度には多くても抑えてください。

手取り20万円ですと、70,000円以内です。

都内でも山手線から少し離れれば一人暮らしは余裕で出来ますし、埼玉や千葉に近づくに連れ、この値段であれば少しずつグレードの高い家にも住めるようになってきます。地方ならば尚更だと思います。

家賃70,000円

142,000円 – 70,000円 = 72,000円

・日用品

日用品もあまり費用の上下動が少ない項目です。

余程の高級品を使ったりとかでなく、一般的なドラッグストア等で買い揃えるレベルなら月5,000円もあれば十分でしょう。

日用品:5,000円

72,000円 – 5,000円 = 67,000円

・食費

ここからは個人の努力次第でかなり変動してくるところです。

代表的なのが、食費です。

はっきり言って手取り20万円の一人暮らしなら月30,000円くらいには抑えた方がいいと思うんですが、たまの外食も考えて35,000円くらいの枠を取ります。
(ここを節約出来る人はその分、最終的な遊ぶお金や投資に回すお金が増えます)

食費:35,000円

67,000円 – 35,000円 = 32,000円

・交際費、 被服費

何かしら、しがらみのある付き合いでの支出とおきます。代表的なのが結婚式への出席とかですかね。

月毎に定常的に発生するものでないでしょうから、月3,000円(年36,000円)くらいの感覚でいいでしょう。ちなみに上の食費のうち、外食とおいた分の一部もこちらに含んで考えています。

被服費は月7,000円とおきます。
月毎にこの値段で服を買うというより、これは年間トータル84,000円で考えましょう。
3ヶ月に一回20,000円もしくは半年に一回40,000円を使って安い時を狙って買い揃えます。

ちなみにスーツや下着なんかももちろん含みますよ?

これ以上服にお金をかけたい!って方は全てを引いた残りの遊興費から出すように。

交際費:3,000円 被服費:7,000円

32,000 – 3,000 – 7,000 = 22,000円

これで残ったお金が22,000円です。この範囲で月に遊びましょう。

ただ当然、上にあげたもののうち、頑張って節約出来るものがあれば、この遊びに使える金額は1万円でも2万円でも増えていきます。

遊興費が32,000円とか42,000円くらいになってくれば、お小遣いとしてもまぁ不自由のない範囲になってくるのではないでしょうか。

上記は一人暮らしの方を想定しているので、実家住まいや社宅住まいの方なんかは、家関係にかかるお金はぐっと抑えられると思います。その分遊ぶのもいいですが、ぜひ投資に回してみてください。投資は投下する資金が多ければ多いほど有利になるゲームですからね!

大事なのは、手取りの20%は絶対に最初に別の証券口座に入れる、ということです。
(極端な話それが出来れば、後は好きにしていいとも言えますけどw)

こんな金額で暮らせるわけないだろ!って一人暮らしの方。収入を上げるか、配当金をたくさん出してくれる資産を作れるようになるまで頑張りましょう。贅沢はそれからすればいいんです。

以上は僕が考える一つの例ですので、個々の項目は人によってもう少し様々事情が異なってくるとは思います。

ただ繰り返しますが、手取りの最低20%は最初に必ず抜き取りましょう。

たったそれだけで、1年間に数十万以上の投資資金を捻出する事が可能になってきます。

上の計算で賞与を8割でも回せば、一年間に100万円程度の投資資金を作ることは全然難しくないことが分かると思います。

少しでもお金が欲しければ、とにかく一人暮らしで元気なうちにどれだけ余剰投資資金を作れるかが勝負です。

このご時世、何も後ろ盾を増やさずに、生活レベルだけ上げていくと、後でめっちゃ後悔すると思いますから…

それではこのへんで。

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