【米国株】投資銘柄紹介 その7(バンガードS&P500ETF)

銘柄紹介

どうも、niraです。

このブログでは、毎月決まったタイミングで以下の11銘柄にほぼほぼ均等に投資を行う、という戦略を取りながら、月額の不労所得の最大化を図っています。

・IBM
・ジョンソン・エンド・ジョンソン
・スリーエム
・ナショナル・グリッド
・ペプシコ
・P&G
・フィリップモリス
・AT&T
・バンガードS&P500ETF
・エクソンモービル
・VISA

以上の11銘柄のうち、VISAを除いた10銘柄について、ポートフォリオの10%前後の組入比率になるように均等に買付を行うことで、特定の銘柄が肥大化しないようにバランスを取っています。

そんな僕の不労所得最大化計画に寄与してくれる可愛い銘柄を少しずつ紹介していこうというのが、今紹介企画です。

株式銘柄の分析、とりわけ財務面の分析なんかは他の優れた投資ブログ運営の方々が既に頑張っていらっしゃる為、僕の方では独断と偏見に基づき、数字はあんまり重視せずに言葉でわかりやすく銘柄を伝えられればいいと思います。乱暴にやります。

というわけで今回は、バンガードS&P500ETF!

■S&P500とは

正式名称を日本語で言うと「スタンダード・アンド・プアーズ社の500銘柄株価指数」ってな感じになります。

アメリカの株式市場に上場している株式のうち、代表的な500銘柄を集めた株価の指数です。ちなみにアメリカ企業のみが対象で、アメリカの株式市場に上場しててもアメリカ国外の企業は対象外となります。

この500の企業は全て大企業で形成されてまして、アルファベット(Google)、Amazon、Apple、Facebook等の成長企業から、ジョンソンエンドジョンソン、ボーイング、コカコーラといった成熟企業まで超一流の企業ばかりです。

大企業ばかりたくさん集めて、それぞれの株価の動きを組み合わせて見てみる、ということは、その国の経済の動きそのものを見る、ということと同義であると言えるかと思います。

■ETFとは

Exchange Traded Funds の略称で、日本語では上場投資信託、とも呼ばれています。

そもそも「投資信託」とは、(複数の)投資家から集めたお金をまとめ、それを一つの大きな資金として株式や債券といった投資商品に投資をし、その投資から得た果実を最初の投資家達に投資額に応じて分配するというシステムを示すものです。

上で言う「投資信託」という形のもののうち、証券市場に上場をすることで、僕ら投資家が証券市場から株を買うのと同様のやり方で、投資信託の持分を買えるようにしたものを「上場投資信託」つまり「ETF」といいます。

一般的な投資信託はある期日(例えば一日)に一度、自分が持っている全ての資産の価値を算出し、それに様々なコストを足したり引いたりして出てきた金額を「基準価額」として決めます。投資家はその基準価額に沿って、決められたタイミングで(例えば一日に一回)持分の購入を希望することになります。

一方でETFの場合、投資家がお金を出し合って出来た巨大な集合体であるところは同じですが、それそのものが証券市場の中で常に売り買いされ続けている商品として存在していますので、常時値段が変化し続けていますし、投資家も市場が開いているタイミングでいつでも好きな時に売り買いを行うことが出来るのです。

■S&P500ETFとは

さて、ETFも投資家からお金を集めた巨大なシステムである以上そのお金をどうにかして運用する必要があるわけですが、巨額なお金を使って、上で述べた株価指数と同じような動きをするように株式を買うことで、投資家にとって指数に成績が連動する投資商品として擬似的に再現を行うことが可能となります。

これがインデックスファンド、インデックス連動型投資信託と呼ばれるもので、ETFはこのインデックスファンドとしての役割を負っているものが多いです。

色んな株価指数に成績が連動するもの、として投資家はETFに投資することが出来ますから、上であげたS&P500に連動するETFを買ったとすれば、それはつまりアメリカ経済を買う事と同義にも取れるということになります。

S&P500に連動するインデックスファンドには代表的な銘柄がいくつかあります。

iシェアーズ・コアS&P500ETF(運営:ブラックロック社)

バンガードS&P500ETF(運営:バンガード社)

SPDRS&P500ETF(運営:ステート・ストリート・グローバル・アソシエイト社)

これら3つは運営会社と保有期間中の信託報酬(保有している間取られる手数料みたいなもの)が異なるだけで、性質は3つともほぼほぼ同じ、成績もほぼほぼ同じと思ってもらって構いません。

手数料に差があるといっても、0.0●%単位の差なので、ほとんど考慮しなくていいでしょう。

ちなみに上の2つは、海外の株式市場で上場しているETFなので、日本の東証とかで買えないことに注意。ちゃんと海外株式用の口座を作ってからでないとアクセスできません。

SPDRS&P500ETFだけは、東証にも上場しているので(「1557」という番号で検索すると出てきます)、日本株を買うことが出来る株式口座を持っていれば、即座に購入する可能です。海外株式と違い円で買うことも可能ですが、流動性が著しく低いことには注意してください。

※流動性が低いとは:売り買いの取引をしようとしている人たちが少ないということです。売り買いを考えている人たちが少ない、ということは、売りたい人と買いたい人がなかなかマッチングしない為、思った値段で売れない(or買えない)リスクが流動性が高い場合に比べて大きくなると言えます。

僕はシンプルに信託報酬が一番安いから、という理由でバンガードS&P500ETFを買っています。

アメリカ国内の経済を買うのと同義と言いましたが、現在のアメリカ経済を引っ張っているのは、GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)を中心としたハイテク企業群です。最近のS&P500ETFは、これらGAFA銘柄だけで全体の10%程度を占めている等、ハイテク企業の割合が高いです。

これはS&P500という指数がそもそも「時価総額加重平均方式」といって、個別株の「時価総額」の大きさに則って算出されるため、乱暴に言えば「ノってる」銘柄の影響力が大きくなるのです。よってS&P500という指数に沿って株式を買い揃えようと思えば、のりにのってて時価総額も大きいハイテク企業たちを多めに買っておかないといけないため、GAFA等の銘柄の比重が大きくなるということなのです。

僕自身、個別株として買っているのは、お固い成熟企業ばかりで、今をときめくこういったハイテク企業は個別では買っていないのです。しかしそれだと成長著しいハイテク企業達の伸びに乗り遅れるばかりで面白くないため、S&P500ETFを買うことで少ないながらもハイテク企業の成長の恩恵を受けていこう、という魂胆があります。

配当利回りは大体1%台が関の山ですが、株価自体の伸びによるキャピタルゲインは結構なものが期待出来るので、個別株はやらずにこのインデックスファンド(ETF)だけやっておけばそもそも問題ない(「平均」に投資しているので、当然平均くらいは勝つことが出来る)というのがこの界隈の常識となってるくらいなのです。

個別株と違って、こいつが消し飛ぶ=アメリカどころか世界が消し飛ぶくらいのものですので、倒産等によって紙切れになるリスクは個別株と比べると相当低いと言わざるをえないところも大きいかと思います。

初心者はまずはこれから、と言われるくらいスタンダードな投資対象ですので、ぜひ覚えていってもらえると役に立つかと思われます。

今回はこのへんで。

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