どうもniraです。
今回は株式投資を行う上での基本のお話。
これまで株式投資なんてしたことも考えたこともないし、そもそも株ってなんなんだよ？くらいの方に向けて語ります。
相当かみ砕いてお話ししますので、達者な方にはそれはちょっと説明不足じゃないの……って思われることは重々承知しておりますが、どうかご容赦くださいませ。
■株式とは？
単刀直入に言います。
これから株でも買ってみようかなっていう皆さんにとって株とは下の二つの権利の事だと思ってください。
1.会社の利益を配当として分配してもらう権利
2.会社の経営に参画する権利
株とか株式とかいうのは、皆さんにとってはこの二つの権利を指します。
マジで乱暴な言い方ですが、これ以外覚える必要ないです。
株初心者向けの記述って世の中にめちゃくちゃたくさんありますが、はっきり言ってどれも色々説明し過ぎです。
これから株を買ってみようかなっていう方にとって、本質的にはこれだけ知ってれば十分と言えます。
これら二つの権利に一つにまとまったものに値段がつき、僕らは証券会社を通してそれを売ったり買ったりしているわけです。
この権利は1株、2株という単位に分けられ、多く持てば持つほど分配してもらえる金額が多くなるし、会社経営の最高決定機関である株主総会で投票出来る権利がたくさんもらえたりします。
■株式市場ってなに？っていうか株ってなんで存在するの？
会社を運営していくにはお金が必要です。当たり前ですね。
最初から用意したポケットマネーだけでずっとやっていければいいのですが、規模が大きくなってくると、運営に必要な金額も多くなるのでそうも言ってられません。
そこで会社はお金を外から調達しようとするんですが、それには以下の二つの方法があります。
・お金を借りる
・株式を発行してお金を手に入れる
お金を借りるってことについては説明の必要はないと思います。銀行からお金を借りて利子つけて返すだけ。
ポイントは2つめの「株式を発行してお金を手に入れる」という行為です。
企業は上でも述べた二つの権利をセットにしたものを、お金を出したいなと思う投資家へと売ります。
この権利、実は一度売ってしまえば、売って手に入れたお金を返す必要がありません。
ここがお金を借りる事との大きな違いです。
一度売ってしまった権利は、その後色んな場所で自由に売り買いされることになります。 (※あくまで上場企業 の場合。非上場だと話は変わってくるのですがここでは割愛します)
投資家は『利益を分けてもらえる権利や経営に参画する権利が欲しい』
企業は 『返さなくてもいいお金を集めたい』
株式の発行～売買はこの二者の思惑で動いていると言えます。
まとめると、
・会社にとって株式の発行を行う事で、返す必要のないお金を手に入れる事が出来る。
・投資家は株式を買う事で、利益配当をもらえ、経営に参加することが出来る。
しかし、ここで一つ気になることがあります。
■返さなくていいお金？じゃあ会社が潰れたら株式を買った人はどうなるの？
最もな疑問です。
会社が潰れたらどうなるか。
おさらいします。
株主には以下の２つの権利があります。
・利益を配当してもらう権利
・経営に参加する権利
株式の値段とはその権利に価値がついてるものです。
会社が潰れると、その権利を要求する相手もいなくなるわけで、じゃあどうなるのか。
恐ろしい事に、権利はただの紙切れになり、そこに保証は何もないのが原則です。
これが投資は自己責任といわれる所以です。
自分が買った権利が、買った値段以上で売れる保証がないばかりか、無価値になる可能性すら秘めているのです。
なんだよそれw買ってもらった会社ばかり得して株主なんのメリットもないただの罰ゲームじゃんwww
と思った方、まぁ慌てないでください。
リスクがあるということは裏を返せばそれなりのメリット（＝リターン）もあるということです。
通常、企業はせっかく自由に使っていいお金を出してくれる株主という存在は大事にしたいと思っています。
そして株主にとっての一番の目的は利益の配当です。(株の売却益とかは株主にとっては副次的な効果に過ぎません)
だから、企業は株主により多くの配当を行えるように利益をどんどん上げていくべく努力をします。
利益が上がれば上がるほど、配当する金額も増えていき、そうなると「こんなに配当くれるなら俺も買うわ」という新しい株主希望者がどんどん株を買ってくれます。
買いたいと思う人が多いほど、企業には多くのお金が入っていき、企業はそのお金を使ってさらに事業を大きくし、もっともっと稼ぐ金額を多くしていき、配当金額も増やしていき、さらに人気が集まり、権利(＝株)の値段もどんどん上がっていく──。
資本主義社会はこれをずーっと繰り返してここまでやってきました。
その間大きく成長し、そして今この瞬間もどんどん成長し続けています。
この循環に基づく経済成長が株と株式市場の意義そのものなのです。
株式投資を行うというのは、まさにこの環の中に入っていくという事を意味します。
以上が「そもそも株ってなに？」という疑問への回答になります。かなりデフォルメしてますけどね…
どうです？興味がちょっぴりわいてきましたか？笑
具体的に「じゃあどうやって買えばいいんだよ」みたいな話はまた改めてさせていただきます。
今回はここまで。
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